朝、目が覚めたら首が痛くて回らない——そんな「寝違え」を経験したことはありませんか。上や横を向くたびにズキッと痛み、一日中つらい思いをする方も少なくありません。この暑い季節、エアコンをつけたまま眠る日が続くと、寝違えは起こりやすくなります。今回は、寝違えの原因と自宅でできるケアについてお伝えします。
寝違えが起きる原因
寝違えは、睡眠中に首や肩の筋肉へ無理な負担がかかることで起こるとされています。合わない枕や不自然な寝姿勢、前日の首・肩の使いすぎ、そして夏場に多いのがエアコンによる冷えです。冷えた空気の下で長時間眠ると、首まわりの血行が滞り、筋肉がこわばりやすくなります。
東洋医学では、冷えや疲労で「気血(きけつ)」の巡りが乱れ、首すじの筋肉が緊張した状態と考えます。日頃の肩こりや疲れの蓄積も、寝違えの背景にあるとされています。
自宅でできるセルフケア
痛みが強い最初の時期は、無理に動かさず安静にすることが大切です。次の点を意識してみてください。
- 痛みが出た直後(炎症が疑われるとき)は、無理に揉んだり温めたりせず安静にする
- ズキズキした強い痛みが治まってきたら、蒸しタオルなどで首すじをやさしく温め、血行を促す
- 痛む方向へ無理に首を回さず、動かせる範囲でゆっくり動かす
痛みが強い間にグイグイ揉んだり、無理にストレッチをするのは逆効果になることがあります。「早く治したい」と焦らず、まずは休ませてあげましょう。
鍼灸・マッサージでできること
寝違えのつらさには、首だけでなく肩や背中のこわばりが関係していることがよくあります。鍼灸やマッサージでは、緊張した筋肉をゆるめ、滞った血行を促すことで、首まわりの負担の軽減が期待できます。
また、繰り返し寝違えを起こす方は、日頃の肩こりや冷え、疲れの蓄積が土台にあることも少なくありません。その方の状態に合わせて全身のバランスを整えていくことで、寝違えを起こしにくい体づくりをお手伝いできます。
まとめ
寝違えは、冷えや疲れ、寝姿勢などが重なって起こりやすくなります。痛みが強いうちは安静にし、落ち着いてきたら温めて血行を促すことがケアの基本です。
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